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造園業のよもやま話
その3 設計屋の罪悪。。。 2003/5/29

社長A※注1「こなんだよう。設計屋※注2が仕事持ってきたんだけどな。それがえらい仕事でよう。」
社長B「なんだおめ、ちょっと前もそんなこと言ってたべ。またなんかあったんか」
社長A「いや、あれとは違うとこなんだけんどな、ガーデニングだかなんだか本持ってきてよ、これとおんなじにやってくれってんだけど、乱張りしてある石な、例のあの割れっちまう石でな。」
社長B「あの砂岩※注3のやつか。高えんだよなあ、あれ」
社長A「だからよ、こっちじゃ凍みちまってもたねえから、違うのにしてくれって言ったんだよ。そしたら、この石じゃなきゃだめだって、なんでだったらもう大丈夫だって言っちまったってんだよな。
カタログにも載ってる※注4
じゃねえかってな。」
社長B「・・・・・」
社長A「おまけによ、その横っちょに植え込みがあってな、モミやらヒバやら苗木みたいなもん※注5がごっちょり植えてあんだよな。こんなもの一年もすりゃ、みんな蒸れちまっていけねえって言ったんだけどな」
社長B「ありゃあ、すぐにでっかくなる※注6からな。鉢にでも植えときゃいいけどな。」
社長A「だからしょうがねえ、山石の色の似たの持ってって、これなら厚いからいいぞって勧めたんだが和風でだめだってさ。」
社長B「どうなったんだ、その現場」
社長A「断わったさ※注7。だめんなるってわかってて、できねえだろ」
社長B「絵描くっきりで、わかってねえ※注8設計屋、多いよな。そこ、誰がやるんだ」
社長A「やるやつはいくらでもいるさ。いまどき俺たちみたいな言うことの古い造園屋※注9は、流行らねえからな」
社長B「まったくだ。・・・まあ、やれや。おおい、姐さんお銚子2本※注10追加ね!」
                    
              
 ・・・・ちなみにこのお話は、フィクションです。

※注1造園会社の社長   ※注2最近は造園業界ではない人が造園の図面を描いたりしています  ※注3イギリスやインドの砂岩は吸水率が高く、冬に凍る地方では割れてしまうことがあります   ※注4カタログは関東標準なのでしょうか。地方版も出して欲しいと思っています    ※注5コニファーのことか?    ※注6本当です。出始めは成長が遅いと言われていたコニファーですが、それは一部のたいへん高価な種類のことで、だいたいのものは成長が早いです。    ※注7これはまず、ありません。間に設計士などが入るこのようなパターンは、それでも施工してしまうことが多いのです   ※注8すみません。こう言われないよう、日々勉強させていただいてます   ※注9個人的にはこういう親方、好きです。   ※注10飲める、飲めないに係らず、親方々は飲みに行くのが好きみたいです。

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