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ささやかな庭

ジネンの庭 季節の一鉢 庭の情景

まだ寒い春 黄花カタクリの蕾がほころびだした


壁際の、しかも日影になる北側のほんの少しのスペースにも、

こんなふうに緑を植えて楽しむ事ができます。

あなたの家の周りに、こんな場所はありませんか。

そこがコンクリートの地面でなければ

たとえ10センチの隙間でも、「庭」は作れます。






日陰だからとあきらめない
羊歯とコケ


ここは日陰だから、とか 基礎のそばだから と言う理由で

殺風景になっているところはありませんか。

家の基礎まわりは、水をかけることになる植栽はあまりお勧めできませんが

境界の擁壁沿いの地面、門柱の横や塀の下など

日陰というデメリットは、植物を選ぶことで逆にメリットになります。

日本の野山に自生する羊歯は、夏によく「吊りシノブ」としてホームセンターなどでも

見かけますが、実に様々な種類があり、そのやわらかな葉の形は

暑い夏に涼しい山の風を感じさせます。

羊歯にとってはこんな日陰の場所でも、成長するのにやぶさかではないようで

暗くて寒い冬もへっちゃらで、毎年夏になると美しい葉を開いて

心を潤してくれます。

逆に、いかにも日陰によさそうな「コケ」は実はある程度の日照は必要で、

種類によっては あまり日陰に長く置かれると、ぱったりと枯れてしまったりします。

里山や、自然公園の中の林を歩くとき、針葉樹林や岩場の影など

一年中 日陰になるような場所に自生している下草を、観察してみてください。

その環境をあなたの庭にあてはめれば、

どこにどんな植物を植えられるのかと想像をめぐらすことができます。






庭の片隅に、小さな水の景色を

玄関のすぐ脇に作った「水の景」

水が流れるところに、なぜか人はひきつけられます。

山の渓流、滝、池や湖。公園でも噴水やちいさな流れにはたくさんの人が遊びます。


立水栓や散水栓が近くになくても、ほんの少しのスペースで

上の写真のような水場が作れます(幅60センチ、奥行き50センチ)。

この水は循環式なので 手を洗ったり、水遊びはできませんが

こんな景色は目を楽しませ、何より心を潤してくれます。

夏にそうっとのぞくと、スズメが水浴びしていたりします。

だれだ?お賽銭をいれたのは…


大きな睡蓮鉢と循環式のポンプを使えば、設置はもっと簡単ですし

たとえバケツでも地面にある程度埋めて、あとは表面をちょっと植栽で隠してしまえば

もうそれで水場のできあがり。

ホームセンターで売っている専用のゴムシートを使えば、大きさも形も自在な小さな池が作れます。

ただ 松本では小さい水場は冬 凍ってしまうので、 冬の間はこの水場はお休みです。





雨を楽しむ


よしずと竹の屋根からしたたる雨のしずく

雨の降り続く梅雨は、お嫌いですか。


私はこの「梅雨」を楽しんでいます。




日陰の庭に植えた草木たちが、しっとりと雨に濡れて、

それは美しい風情を見せてくれるからです。


山アジサイと信州鉄平石



天気の良い時は枯れたようになっていたコケも、瑞々しさをとりもどし

モニターで疲れた目を癒してくれます。






山アジサイにとまった雨粒




雨に濡れるソバナのつぼみ












イカリソウの葉にも雨のしずくが



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