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 石本 愛子 ・ 漆芸家     工房 「石本玉水」 木曽郡楢川村平沢

「大気清冽」 漆と沈金などによるオブジェ

はじめて石本さんの漆芸作品と出会ったのは1998年。くるりと柔らかに曲げられた木地が漆黒に塗られ、
そこに桜の花がはらはらと舞い落ちていた。
静謐な景色のなかに、ドキッとする色気を感じた。一目で石本さんの作品のファンになってしまった。
数年後「渓風」を見た時は石本さんの事物を見る目の正確さに驚いた。本当に魚の泳ぐ清流を覗き込んでいるようだった。
しかし石本さんは「描く」のではなく「彫る」のだ、
職人としての確かな技術がなければ、このような仕事はできないに違いない…
おそるおそる「作品を見せていただきたいのですが…」と申し出た私を、石本さんは快く迎えてくださって、
びっくりするほど親切に、そしてざっくばらんに色々なお話をしてくださった。
そんな気取らない、暖かなお人柄は様々な出会いを生んでいるようだ。
石本さんの活動の幅は、驚くほど広い。


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