山あいを流れる清流を、覗きこんだことがある。 そうっと頭を出さないと、魚たちはすぐに石の下や淵の深く もぐってしまう。気付かれないように、木のような気持ちになって 川面を見る…すると、こんな景色を見ることができる。 川面は日の光を反射して、白く光り、白波をアマゴの背と見間違えて しまう。…静かに息をしながらじっと目を凝らすと、上流に頭をむけ 尾をゆらめかせるほっそりとした魚たちがそこにいる。