かりやすの黄色が、光に透けて黄金色に輝く。 尾形光琳作の「紅白梅図」、 その金箔を貼ったとだれもが考えていた部分が、 実はかりやすの黄と金泥で描かれていたことがつい先ごろわかった。 光琳は梅の古木の描画表現にこだわり、 画紙に顔料が染み込むよう箔を貼らずにこの技法を使ったそうだ。 そのかりやすの黄金色を、つい先ごろまで誰もが金だと信じて疑わなかった。 かりやすは八丈島の伝統紬、「黄八丈」のあざやかな黄色でも知られている。